打たれ弱い部下、メンタルの弱い部下への対応に悩んでいませんか??
もしかすると、その部下はHSPさんかも知れません。そんな、HSP部下さんへの対応の方法をHSPの僕がお教えします。
メンタルが弱い部下はHSP?
全員がHSPとは断言できませんが、彼らがHSPの可能性は大きいです。HSPは人口の15%~20%存在します。したがって、あなたの部下が5人以上いる場合1人はHSPの可能性が高いのです。ただ、HSPであろうとなかろうと、撃たれ弱い人の特徴として、「真面目」です。
HSPとは?
最近、HSPという気質がわかってきて、いろんなところで取り上げられるようになりました。ここでは簡単に引用をもって説明します。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
引用元:
HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソン HSPとは、生まれつき「非常に…
・音…大きな音や色々な音がある騒がしいことが苦手です。
・光…ブルーライトの強い光、強い照明などは苦手です。
上司の機嫌が良い、悪いなど、自分が直接被害を受けないとしても、他人の機嫌の良い・悪いに気を遣ってしまい必要以上に疲れてしまします。
更に、相手に嫌われることを必要以上に苦手とするため、嫌われていないか言葉の端々を必要以上に気にします。
なんで、そんなにメンタルが弱いの?
メンタルが弱いひとの特徴として、「真面目」そして「ネガティブ」です。しかし、先ほどのHSPさんの例でもあるように、「ネガティブを直しなさい!」と言っても、そう簡単には直りません。では、メンタルの弱い人は、なぜメンタルが弱いのか??
反芻思考がある。
「反芻思考」とは何度もネガティブな出来事を思い出し、悩み続けて抑うつ気分を増長させる考え方のことをいいます。反芻思考は医学的には「抑うつ的反芻」と呼ばれており、うつ病や不安障害、強迫性障害などとも関係があるといわれています。
引用元:https://jinjibu.jp/keyword/detl/1056/
未来への恐怖
反芻思考の続きになりますが、過去のトラウマを何度も何度も考えているうちに、今度は似た条件の未来にも過大な恐怖を感じてしまいます。
しかし、前回の失敗が頭から離れず、頭の中ではプレゼンの資料の細部のことが気になりだし、あの部分は間違っていないか、シートの名前はちゃんと変更したか、明日の持ち物に不備はないか、何度も何度も考えてしまうのです。様々なことが気になり、なかなか寝つけず、やっと寝つけたと思ったが、夢でまで考えてしまい、朝3時に目が覚めてしまう。
過去の過ちの後悔で心を疲弊させ、今度は、明日への恐怖から寝不足になり心が疲弊し、そこでミスがあると、また後悔し…
自己肯定感が無い。
打たれ弱い人の場合、自己肯定感がありません。
自分に自信がなく、自分は良くないことをしてしまう。私はミスばかり。と自分のことを追い詰めてしまう傾向にあります。
打たれ弱い部下への接し方
さて、本題ですね。
ここからは、上司が打たれ弱い部下にどう接していけばいいか説明します。
怒鳴らない。
大人でも結構怒鳴る人っていますよね。そして、結構多いですよね。
しかし、怒鳴ると打たれ弱い人は心が持ちません。
トラウマになり、そう長くなく会社を退職するでしょう。
これをやめればイライラしない。
怒鳴るほど相手に怒りを覚えるということは、あなたは、無意識に部下を支配しコントロールしようと思っているかもしれません。
部下に指示を出し、仕事の進捗を確認することは上司の仕事ですが、部下の細部までコントロールしてはいけません。他人をコントロールすることは至難の技です。ほぼ無理なことしようとするとイライラしますし、怒鳴りたくもなります。
怒鳴らないようにするコツとしては、「マイクロマネジメント」を止めることです。
マイクロマネジメントとは、上司やリーダーが部下や新人の行動を細かく管理・チェックし、過干渉してしまうマネジメントのことです。具体的な例として、業務の進捗状況について頻繁に細かな点まで報告を求める、電話のかけ方やメールの文面について口出しをするなどが挙げられます。
自己肯定感を上げさせる。
反芻思考をする人は、事項肯定感が底をつき、自分はダメ人間だと思っています。
そこで、少しでも彼らに自信を付けさせましょう。彼らのストレスが減れば上司のストレス軽減に役立つでしょう。
簡単なことも褒める、感謝する
これくらいは部下がやって当然。
と思っているかもしれませんが、ちゃんとありがとうを言うようにしましょう。これだけでも部下の心が安定します。そして、心から言うようにしましょう。
HSPは、相手の感情を読み取ることに長けていますので、「今のは、ただ言っただけだ」などと読まれてしまいますので、心からお礼を言うようにしましょう。せめて、笑顔でお礼を言うと効果的です。
「凄いね!」、「よくできたね!」なんてほめる必要はありません。
「頑張っているね。」など、気づいた部分を声掛けしてあげるだけで、彼らの心は少し晴れるでしょう。
上司も自分で自分を褒めよう。
上司がネガティブでピリピリが始まると、部下も上司の機嫌を読んで気疲れを起こして、あなたのチームがネガティブでピリピリしたチームになってしまいます。
是非、毎日仕事を頑張っている上司さん。自分を褒めてあげてください。自分にも部下にも優しくなりましょう。そして、奥さんに自分を褒めてもらいましょう。中々言いにくいと思うので、この記事を奥さんに見せて褒めてもらってください。
今回のまとめ
・過去、未来へのトラウマがある。
・HSPの可能性あり
・部下を怒鳴らない。
・マイクロマネジメントを止める。
・部下に感謝を伝える。褒める。
・上司も自分で自分を褒める。