あなたも最近のニュースで見たことがあると思います。
「原油下落」
3月あたりから原油価格の暴落が続いています。
では、なぜ原油価格が下落しているのか見て行きましょう。
原油価格ってどうやって決まっているのか?
原油生産量はどこが多いの?
まず、基礎知識として、
原油生産国で原油生産量はどこが多いの?
あなたは、わかりますか?
やっぱり中東?サウジアラビアとか?
正解はコチラ
1 | アメリカ合衆国(米国) | 1,531万1,000 |
2 | サウジアラビア | 1,228万7,000 |
3 | ロシア | 1,143万8,000 |
4 | カナダ | 520万8,000 |
5 | イラン | 471万5,000 |
参考:外務省
アメリカ、ロシアが石油でも強いんですね。
原油価格はWTIで知ることができる。
2020年4月21日 原油価格 0.01ドル
なんてニュースを見たことが思いますが、
皆どこで原油価格調べているの?
そんな、ことを思ったことがある人もあるでしょう。
それは
もっと詳しく”値幅”とかも見たいよ!って人は
株価のチャートを勉強すれば、問題なく見ることができます。
チャートの読み方は、僕の大好きな「もふもふさん」が紹介してくれていますので、そちらを参考にしてみてください。
↓次の動画はこちら④株式投資の基礎~上がりそうな株の見つけ方(https://youtu.be/7UWxEYbRH78)…
原油の生産量(採掘量)は調整されている
原油の採掘イメージってどうでしょうか?
穴を掘ったら、
原油が見つかって垂れ流しに生産されている。
そんなわけはなく、
ちゃんと生産量を調整しながら、採掘しているんですね。
なぜなら、
採れるだけ出荷していたら、
原油の値段が下がってしまうから。
世界で、使う原油の量よりも、生産される石油の量が多いと、
「需要」と「供給」のバランスが崩れてしまうんですね。
需要と供給バランスが崩れて、
原油の下落を暴落させないために
原油生産量が調整されているんです。
誰が原油生産量を調整するの?~石油輸出国機構:OPEC~
OPECとは
opec、アメリカ英語発音:[ˈoʊpek] オウペク))は、国際石油資本などから石油産出国の利益を守ることを目的として、1960年9月14日に設立された組織である。
出典:Wikipedia
原油生産国の利益を守るために作られた組織ですよ!ということですね。
参加国は、イラン、イラク、サウジアラビア…etc.
中東やアフリカをメインとした、石油原産国が中心となっていて、
アメリカやロシアは参加国ではありません。
OPECで生産量の増減が決まると、
非加盟国とも協議を行うのですが、
今回はそこで問題が起こりました。
なぜ、原油価格は暴落したの?
OPECと非加盟国との協議~ロシアと合意せず~
3月の日経新聞にも出ていますね。
OPECは石油の減産を決定し、
非加盟国にも協調減産を提案しました。
しかし、ロシアは減産に合意せず、生産を継続したわけです。
まさかの、サウジも増産
ロシアが減産に応じず、
継続して生産したため、
なんと、
サウジアラビアも増産してしまいました。
コロナウィルスと重なり原油生産過多~原油暴落へ~
コロナウィルスの影響を受け、
各国の工場が停止する中、
原油原産国2位と3位が揉め、原油増産したことで、
世界に輸出される原油が過多となり、
原油価格が暴落してしまったわけです。